かれこれ6年くらい個人でゲーム制作と運営も続けてきました。
WoRをアーリーアクセスとはいえ、ひとまずリリースできたので、ここらで作ってきた作品たちを振り返ってみようかと思います。
とりとめのない文章になりますがご容赦くだされ。
冒険者ギルドへようこそ!
「TRPGをいつでもできたらいいなぁ」という思想から生まれました。
当初はオンラインの完全同期型で考えていましたがそれだと人数が集まらないと何もできないということで、ソロでも遊べる形へと変貌を遂げました。
4年くらいアップデートをし続けていたと思います。
元々はこんなに時間かける予定ではなかったのですが、思いのほか皆様に受け入れていただけたので期待に応えようと思い、更新し続けた結果でございます。
ですが、こればかりに構っていると新しいものが作れなくなってしまうので、一区切りしたと判断した段階でアップデートをストップいたしました。
手直ししたい箇所はもちろんあるのですが、一生これだけをやるわけにもいかないのでひとまずはこの状態です。
女神のダンジョン!
運営しないゲームが作りたい。と思い作りました。
遊びきったらそこで終わりというタイプのものです。
アップデートを期待された方には申し訳ないです。
収益的には振るわなかったですが、個人的には気に入っています。
ワンデート!
完全にノリで作りました。箸にも棒にもかからない感じでした。
面白いと思ったんだけどなぁ…
World of Role
まともに公開できるまで一年半以上かかった…大変だった…。
冒険者ギルドへようこそ!(以下【冒よう】)でできなかったことをやろうと思って始めました。
【冒よう】の問題点を一つ挙げると、「運営が作ったものが一番遊ばれてしまう。」です。
それは一番いい場所にクエストが置けるというのもありますが、「不死鳥の羽(課金アイテム)」を運営だけは配り放題だからです。
プレイヤーの人もクエストを作れると言っても「不死鳥の羽」を配り放題になってしまうとゲームバランスが崩壊するためどうしても運営ほどの報酬は出せません。
なので、World of Role では「運営もプレイヤーも(極力)等しい土俵で作品が作れるように」と思って設計しました。
その結果、「ルール」「ワールド」の両方を設計するという非常に難易度の高い創作ツールへと昇華したわけです。
もっと削ってシンプルにする方法もあるんじゃないかとずっと考えているのですが現時点では良い方法は浮かんでいません。
ルールブックを書いて配布するという仕組みがあるので「そのうちなんとかならんかな」と思っています。
あとはアセットストア的なものを用意するなど、創作を楽にする案はいくつかありますが、なんにせよ時間がかかります。
また、遊び方としては「全体公開」よりも「プライベート公開」して知り合いだけのワールドを作って遊ぶのがいいんじゃないかと思っています。
SNSは他者と繋がれる分、精神的に摩耗することも多いです。
なので、知り合いだけでわちゃわちゃできる空間が手軽に作れれば楽しいんじゃないかなと考えました。
ですが、【冒よう】から遊んでくださってるプレイヤーさんが基本的にはメインになってる(と思われる)ので「クエスト」みたいに全体に共有してコメントやランキングがつくことを想定されているような気がします。
そういう遊び方も良いと思いますが、今のところはランキングやコメント、評価、のようなものは想定していないです。
アナザー・アルストラ・オンライン(以下【AAO】)
WoR内に私が用意したワールドです。
とりあえずプレイしたい人が遊べるワールドがあったほうがいいよね。ということで用意しています。
ここにもう少し長くとどまれるようにコンテンツを用意し、プレイヤー間の交流が図れたら良いかなとは思っていますが、正直そこまで手が回っていないです。
完成してから公開するというのも考えいたのですが普通に年単位になりそうなので諦めました。
それにあまり作り込み過ぎると「プレイヤーと運営が同じ土俵」という点も崩れてきてしまうのではないかと思っています。
なので、あえて、あの完成度です。ええ。あえて。
また、前回のテストよりも参加者が少ないことで、不安視されている方も多いと思います。
それは「ワールドを作ったのに遊びにきてくれる人が少ないと面白くない」ということにつながり「ワールドを作る意欲」が減少してしまうのではないか、ということだと思います。
ですがWoRは「オンラインでワールド創作ができて公開できるツール」であり「ソーシャルゲーム」ではないのです。
もちろんWoR自体にユーザー数が多い方がワールドのプレイヤー数にも繋がるとは思いますが、ワールドを遊ぶだけだったらX(旧twitter)でURLリンク貼ってもらって動線作ってもらえれば遊べるわけです。(プレイする前に最初のユーザー登録で名前だけは適当でもいいので入れる必要はありますが)
その辺りが【冒よう】とは違ってくるところです。
なので、WoR全体のプレイヤー数がどうとかいうよりも、自分で自分のワールドに呼びたい人を呼んで、遊んでもらえるといいなと思ってます。
ワールド運営RPGと言ってはいますが、モンスターが出ないで世界観だけの、設定で喋るだけのワールドがあったっていいんじゃないかと思います。
ワールドの作者がロールの方針だけ明確に決めて好きにしゃべってもらうだけのワールドなんかもアリじゃないでしょうか。(オンライン出社ワールドとか。)
ハクスラにこだわる必要はありません。人と人が絡める、交流するきっかけだけあればそれだけで十分コンテンツになると思います。
私個人的には世界で一番面白いコンテンツは「人」だと思います。
RPGを作ることで言えば「RPG●クール」とかの方がもっと自由にリッチに個性的に作れるでしょう。
ですがWoRはすぐに人と絡める点がメリットだと思います。
なので型にはまらず人と人が交流できるだけの何かを作ってみるのもよいのではないでしょうか。
最後に
一人でできることにはマジで限界がある(心が特に)のでマジでご容赦ください。
リリースできたことをまず褒めていただきたい。
企画、設計、構築、運営とかフツーの人はひとりでやらないです。
これでもかなり頑張ってるので応援してください!!!!!
これまでのように生活のためにフルコミットで運営!というスタイルではないので生暖かく見守っててくれると嬉しいです。
この先どうなっていくかというのも皆様の応援にかかっていると言っても過言ではありません。君たちが私をうまく操作するんだよ。
それでは。